ビジネス英会話で絶対外せない10の形容詞

ビジネス基本表現
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 ビジネス英語と言うと、専門用語(technical terms)つまり名詞が注目されがちですが、形容詞の中にも仕事に頻出するものや、仕事では日常会話とは違った意味で使う方が多いものがあります。今回は、そんなすぐに仕事に使える形容詞を10個選んで説明します。

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(1)available

1. 利用できる
 The new service will be available to customers next week.

  新しいサービスは来週からご利用いだけます。
 At this moment, there are no taxies available at the station.
  今のところ、駅で利用できるタクシーがありません。

2. 市販されている
 The shoe is available in sports stores around the country.

  そのシューズは全国のスポーツ用品店で売っています。

3. (人が)手が空いている、会うことができる、都合が良い
 Will you be available this afternoon?

  今日の午後は空いていますか?

◆物やサービスに使えば「手に入る、買うことができる、使うことができる」という意味になり、人について使えば、「会ったり話したりする時間があるという意味になります。

電話でアポを取るために相手の都合を聞く時には定番です。

(2)confidential

1. 秘密の
 The details of the report were kept confidential.

  そのレポートの詳細は極秘扱いとされた。
 This information is strictly confidential.
  この情報は極秘です。

◆「秘密の、秘密にすべき、内密の」という意味で、社内文書にconfidentialと書かれていたら「社外秘」「部外秘」。また手紙の「親展」もconfidentialを使います。
名詞はconfidence(信頼・秘密)と最後が “ce” ですが、形容詞confidentialの最後は “tial” なので気をつけましょう。

なおconfidentialを強める場合の副詞は、strictlyやhighlyが一般的です。

(3)critical

1.重要な、重大な
 This program seems to have a critical problem.

  このプログラムには重大な問題があるようだ。
 Temperature is a critical factor in successful fruit storage.
  温度は果物を上手に保存するために重要な要素だ。

◆「危機的な」(←名詞crisis【危機】)、「批判的な」(←名詞criticism【批評】)の意味もありますが、ビジネスでは「重要な」という意味でもよく使われます。

なお、ビジネスのノウハウ本などで流行った「ロジカルシンキング」はほぼ和製英語で、これに相当する英語はcritical thinkingです。この場合のcriticalは「批評的な」に近く「客観的に分析・評価をした」という使い方です。
英語の世界でlogical thinkingという言葉はほとんど使われません。

(4)consistent

1.一貫した
 Your consistent effort has been rewarded now.

  あなたの一貫した努力がようやく報われた。
 We are known by a consistent worldwide application of policies.
  当社は世界中どこでも一貫したポリシーで知られています。

◆反対語はinconsistent(一貫性のない、不規則な)。
 This time we had very inconsistent results.
  今回の結果は一貫性がなかった。

◆名詞はそれぞれ、consistency / inconsistencyになります。

(5)domestic

1.国内の
 Our domestic business has been slowing down.

  当社の国内事業は下向きになってきている。
This is just as true in all areas of domestic affairs as in foreign policies.
  これは内政の全ての分野で外交政策の場合と同様にあてはまる。

◆internationalやforeignに対する「国内の」がdomestic。
なお、最近よく社会問題になっているDV(ドメスティック・バイオレンス)は、domestic violenceというれっきとした英語で、この場合のdomesticは「家庭の・家族の」という意味です。

 

(6)eligible

1.資格のある、適格な
 They are eligible for the new tax credit.

  彼らは新しい税額控除の対象となる。
 You will become eligible for a loan after six months of business with this bank.
  当行と6ヶ月お取引の後に融資適格となります。

◆名詞はeligibility。
運用機関などが基準として定める「投資適格債券」はsecurities eligible for investmentですが、investment grade securitiesという呼び方が一般的です。

(7)gross

1.総額の
 The gross amount of the gift was $1,000

  贈答品の総額は1,000ドルだった。
 As a result of these contributions, their 2015 adjusted gross income is $30,000.
  これらの寄与の結果2015年の修正後総収入は3万ドルだった。

◆税金など様々な控除をする前の金額で「総〜」という経済用語に相当。反対語はnet(正味の)で、こちらは「純〜」に相当。
 Net profit is your gross profit less taxes and interest.
  純利益とは総利益から税と利息を差し引いたものだ。

(8)irrevocable

1.取消不可能な
 This is our irrevocable strategic shift.

  これは引き返すことのできない当社の戦略転換です。
 An irrevocable letter of credit for the aggregate amount of U.S.$10,000 has been issued in your favor.
  限度額1万ドルの取消不能信用状が、御社を受益者として発行されました。

◆irrevocable letter of creditは貿易金融の定番。銀行がこれを発行すると輸入者に代わって支払う義務を負い、関係当事者全員の承認がなければ取消すことができず、提示されれば必ず支払わなければなりません。

(9)marginal

1.僅かな
 It seems likely to make only a marginal profit.

  それはほんの僅かな利益しか生まないように見えた
 The cost is negligible, less than marginal.
  コストはわずかどころか無視できるほど小さい。

◆経済用語の「限界〜」に当たりますが、名詞margin(縁=ふち、限界)の形容詞形で、いちばん端の→ほんの僅かなという意味で使います。

否定の場合は「ものにならない」という日本語にぴったりくる言い回しです。

(10)redundant

1.余分な、不要な
 Many of the old skills has become redundant.

  古いスキルの多くがもう必要なくなった。
 Get rid of any redundant or unwanted items and survey what is left.
  余剰で不要な品物を除くと何が残るかを調査しなさい。

2.余剰人員となった
 Twenty permanent staff were made redundant

  20人の正社員が解雇された。

◆余剰人員の使い方は特にイギリスで使われています。日本語でいうリストラですが、「リストラ」という言葉のもとになったrestructuringは英語では事業の「再構築」で、人員整理はその一部にすぎません。

 以上10個の形容詞は、仕事の上で必ず出てくるものばかりです。ぜひ慣れてどんどんつかってください。

 ではまた!

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