「必要だ」「〜したい」の微妙なニュアンスを使い分けよう

「〜が必要です」「〜がしたい」は日常何度でも出てくる基本的な願望ですが、need やwant ばかりではなく、時と場合によってふさわしい英語があります。さまざまな願望の微妙なニュアンスを使い分ける練習をしましょう。

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1.「必要だ」「〜がほしい」の表現

(1)I’d like 〜
 〜がほしいのですが。

I'd like some information on hospitals.
 病院に関する情報がほしい(必要な)のですが。

“I’d like some information on 〜” は情報がほしい時にほぼ万能に使えるフレーズです。特に旅先などでは使う機会が多いでしょう。また、郵便局の窓口や旅行代理店、各種案内所に行ったらどんどん使ってみましょう。

(2)I need 〜
 〜が必要です

I badly need your advice.
 どうしてもあなたの助言が必要です。

I need 〜は「〜が必要だ」の基本形で、単純な表現ですが実はいろいろな気持ちを込めることができます。たとえば

I need your help.

は「あなたの助けが必要だ」ですが、せっぱつまった感情を込めて I need your help! と言えば「なんとかしてくれ!」になります。また、

I need your patience.

は直訳すると「あなたの忍耐が必要だ」ですが、「辛抱してほしい」「我慢してもらいたい」に当たります。何をどのように「必要」なのかを考えれば、I need 〜 はとても便利に使えます。

◆ don’t need to 〜 と don’t have to 〜 について

You don't need to go.
 君が行く必要はない。

この文のYou don’t need to 〜 は「〜する必要はない」ですが、don’t need to 〜 と don’t have to 〜 の違いがわかりますか?

日本語で言うとどちらも「〜する必要はない」になりますが、次の2つの意味を比べてみましょう。

You don’t need to come by 10.
You don’t have to come by 10.

need to 〜 は「客観的に判断して〜することが必要だ」という意味ですが、
have to 〜 は「外的な要因によって〜せざるを得ない」という義務感を伴います。

そこで上の2つの文を比べると、need to の場合は(何かの理由で)10時に来なくても良くなった状態なので、こう言われた人はまず10時以降に行くでしょう。

一方 have to の場合は、「来る義務はない」=「来ても来なくてもいい」という意味になるので、日本人だと気配りして10時までに行く人もいるかもしれませんが、それは期待されていません。

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(3)take
 〜が必要だ

A) I hope to study abroad.
  留学したいと思っています。
   That takes a lot of money.
  それにはお金がかなり必要です。
B) It takes a lot of money to study abroad.
 留学するにはお金がかなり必要です。

「〜が必要だ」を意味する take は、Aの【主語 take 〜】、Bの【It takes 〜 to】という2つの形をとることができます。

(4)essential
 欠かせない、不可欠な

Whatever you do, a good health is essential.
 何をするにしても、健康は絶対に必要です。

essential は「絶対に必要な」(absolutely necessary)、「非常に重要な」(extremely important)ということを表す時に使います。

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2.「〜したい」の表現

(1)I want to 〜
 〜したい

I just wanted to have a look.
 ただちょっと見たかっただけです。

「〜したい」ではおなじみの want to 〜 ですが、このように「ちょっと〜したい」とするには just want to 〜 と just を加えて言うことができます。

(2)hope
 〜したい、〜を望む

I hope to become a singer.
 私は歌手になりたい。

I hope to be back at work by the time my son is three years old.
 子供が3歳になるまでに職場に戻りたいと思います。

hope to は、単に「〜したい」というよりも「できれば〜したい」という希望・意志を込めた言い方です。

(3)dying to 〜
 〜したくてたまらない

I'm dying to learn about Japanese culture.
 私は日本文化について知りたくてたまらない。
I've been dying to meet him.
 私はずっと彼に会いたくてたまらなかった。

die(死ぬ)の現在分詞 dying というだけで大げさな印象を受けますが、dying は死にそうなくらい〜したくてたまらないという時に使います。2番目のように have been dying to 〜とすると、「(以前から)ずっと〜したくてたまらなかった」の意味になります。

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(4)prefer
 〜の方がいい

A) I prefer to live in the countryside where I'd get close to nature.
  私は田舎に住む方が、自然が身近に感じられていい。
B) I'd prefer something spicier.
  どちらかと言えばもっと辛いものの方がいい。

Aの prefer to 〜 は「むしろ〜する方を好む」というように何かと比較して選ぶ時に使います。この文ならば都会と田舎の比較がその前にあるという流れです。

Bの I’d prefer 〜 は、prefer の意味はAと同じで、ここではもう少し辛くない(甘い)何かとの比較からの会話の流れがある時に使います。I’d (I would) で始まっているので「どちらかと言えば〜」という控えめな感じが出ます。

(5)I’d rather 〜
 どちらかと言えば〜したい

I'd rather sit in the window seat.
 どちらかと言えば窓側の席に座りたいのですが。
I'd rather not go there.
 できればそこに行きたくありません。

rather(どちらかと言えば)に I’d がついてさらに控えめに自分の希望を伝える形です。
否定形は2つ目の文のように I’d rather not 〜 という語順になります。この否定は穏やかに断りたい時に便利なフレーズです。

(6)I’d like to 〜
 〜したい(ていねいな言い方)

A) I'd like to cancel our appointment, if possible.
 できればお約束をキャンセルさせていただきたいのですが。
B) I'd like nothing better than to play baseball.
 私は何よりも野球がしたい。

I’d like to 〜 は「〜したい」で使うこともできます。これ自体が I want などに比べてていねいな言い方ですが、Aのように最後に if possible(できれば、可能であれば)を付け加えると、さらにていねいな(控えめな)印象を相手に与えます。

BのI’d like nothing better than to〜は「一番〜したい」という意味です。最上級を使わなくてもこのように、「〜すること以上に望むことは何もない」という形で言うことができます。

「必要だ」「したい」のいろいろな使い分けを理解していただけたでしょうか?これらは日ごろ使うことが多い発想なので、できるだけ多くのパターンを身につけておくといいですよ!



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