茅ヶ崎方式英語会って? 茅ヶ崎方式英語会の体験レッスン(90分クラス)を体験してみた

こんにちは。前回に引き続き、本記事では「茅ヶ崎(ちがさき)方式英語会」の体験レッスン90分バージョンについてレポートしたいと思います。
60分クラスでも十分にハードでしたが、こちらの90分クラスはニュース全英文の書き取りもタスクに含まれていたので、慣れない筆者としては1日分の集中力をすべて奪われてしまったと感じるほどでした。どんなレッスンなのでしょうか。さあ、さっそく見ていきましょう。

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こんな人たちが参加していました

筆者の訪れた教室は東京都N区の住宅街にあります。60分クラスで体験したときは平日昼間ということもあってか、(おそらくは英文科卒であろう)40代・50代の主婦の方たちが受講生の中心層でした。ネイティブが進行するのでクラス内はすべて英語です。受講生もネイティブに話しかけられればソツなく答えていましたので、日常会話はだいたいできるのでしょう。英検準1級は保持していないと、なかなかついていくのに難しいクラスという印象を受けました。

さて今回の90分クラスは土曜午前に行われたこともあってか、バリバリ英語で仕事をしていると思われる方が多く、正直びっくりしました。新宿駅や池袋駅などのターミナル駅ならばわかりますが、この田舎路線で?? と期待を裏切られました。
年齢分布は40代が1名、50代が2名、60代が2名で、男女比率はほぼ半分ずつです。受講生のみなさんに素性をたずねてみると、お勤め先は商社で過去に海外勤務経験があったり、現役の英語高校教師だったり、在宅の翻訳ワーカーであったり、実に華々しい英語ライフを送られている人たちだとが判明しました。
ふだんから英字新聞を読んでいて当たり前、といった素地の高さがレッスン中にもひしひしと伝わるクラスでした。出てくる質問のレベルの高さからも、半分以上の受講生は英検1級やTOEIC900点台は保持していると筆者は予想しました。(さすがに資格保持について聞くのははばかられたので確かめようがありませんでしたが。)

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90分クラスのうちわけは?

90分クラスでおこなわれていることは、60分クラスの内容とほとんど同じで「3ステップ方式」です。90分クラスではやや丁寧に細部の確認までおこない、また一字一句の全文ディクテーション(書き取り)をするという点が、60分クラスに比べてさらに上級者向けになっていると言うことができます。では具体的にどんなことがおこなわれるのか、順にお伝えします。

1.まずは英単語30個のディクテーション

こちらは特に60分クラスとレベルの違いはなく、放送される30個の単語を書き取る作業です。参考まで、次のような内容でした。だいたい英検2級、準1級程度の語です。

attempt / communist / commitment / destruction / extension / surface / measures / potential / release / curb / sanction / deny / principle / raid / fighter / nuclear / naval / aircraft / deployment / transport / mission / crash / council / indicate / desire / cite / fulfill / statement / enact / enable

今回のテーマが「外交」だったので、commitment「関与」や sanction「制裁」といった語が出てくるのは確かにふさわしいですね。ほかに軍事に関係のある naval「海軍の」や deploy「配備する」といった語も問われました。放送スピードも60分クラスと同じだったので、難度に差はまったくありませんでした。

2.今度は英文の穴埋めディクテーション

2つ目のタスクも、60分クラスと同じでした。カッコで穴抜きされた英文を全部で20文完成させるのですが、聞き取る英文の放送スピードは変わりませんし、英文レベルも単語レベルも変わりませんでした。たとえば次のような英文が流れました。

・The UN Secretary General has (declared) the Vienna (Conference) on Human Rights open.
・The Greenpeace (delegation) deplored the outcome of the Kyoto (Conference) saying the gas reduction target is too law to save the earth.

2回放送を聞くことができますが、1文ごとに書き取りの時間が設けてあるわけではありません。1文を読み終わったら、3秒後にすぐ次の英文が読まれるといった具合です。筆者にとってはかろうじてカッコに単語を書き留められるだけであり、瞬時に英文の意味を理解しながら英文完成というレベルに到達するにはまだまだ時間がかかることを思い知らされました。

まず、自分のスペルに自信がないことで手が止まります。上の例では、declare が declere なのか declare なのか、もたもたしてしまいました。また delegation にいたっては迷うまでもなく思い切り間違えてしまい、deligation とつづってしまいました。ディクテーションだから気づくわけです。
いずれにしても、全部で20文あるうち、即時即解ができたのは半分くらいです。読んでわかるレベルと聞いてわかるレベルのギャップが大きいとはよく言われますが、本当にそのとおりだと実感しました。

3.最後にニュース2本のディクテーション

さて最後はニュースを2本聞きます。60分クラスでは、聞いた内容を自分の言葉で英文要約できればよかったのですが、この90分クラスでは一字一句の全書き取りというたいへんハードな内容でした。そのため、放送は全部で5回繰り返されました。まず通しで2回、次に1文ずつ区切って3回ずつ。一人ずつ講師に当てられて、自分の答えをみんなの前で公表して答え合わせをしていくという鬼のような厳しさです。

5回も繰り返すので、単語力さえあれば9割は完成できます。当てられたどの生徒さんも、ほとんど聞き取れています。筆者の場合、聞き取れなかった箇所は、単語力よりも「音」の理解が足りなかったことに原因があることが多かったです。まるまる聞き逃した all であったり、drills がなぜか treasure に聞こえてしまったり…。複数人の前で恥をかきたくなかった筆者は、ここで耳にすべての全神経を集中させ、1本目のニュースが終わっただけでぐったりとしてしまいました。
参考まで、次のような内容のニュースでした。(茅ヶ崎方式英語会の著作権保護のため、英文掲載は割愛します。)

「アメリカの航空母艦ロナルド・レーガンは、日本海での演習を終えて日本にある母港に帰港した。この原子力空母の乗組員は、月曜日、東京の南およそ50キロにある横須賀の海軍基地で家族に迎えられた。乗組員は、ほぼ3か月間航海に出ていた。10万トンの空母はほかの空母2隻とともに、北朝鮮をめぐり緊張が高まるなか日本海で訓練をおこなった。空母3隻による演習が最後におこなわれたのは10年前だ。乗組員の妻は、空母が母港に帰ってくることほど嬉しいことはないと述べ、『配備はすべて大変だが、今回の配備は本当に大変だったと思う』と付け加えた。任務に参加していた輸送機が11月に沖ノ鳥島海域で墜落し、3人が行方不明になっている。事故の原因は不明のままだ。」
(2本目のニュースは天皇陛下の退位についてでした。)

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ビジネスパーソンこそ検討してほしい茅ヶ崎方式

さあ、ちょっとマニアックな内容だったでしょうか。あなたの求める英語の力は、もしかしたら「英語ペラペラ」という会話中心のものかもしれませんし、「TOEIC990点満点」という最高峰のスコアかもしれません。さまざまなゴールがあってよいと思います。
この茅ヶ崎方式英語会のめざすところは、英語という言語を難なく使える人を養成することではなく、英語という言語手段を用いて国際事情に精通しながら活躍できる人を養成することです。ゆえにこの demanding なタスクが用意されているわけです。

高い目標を据える方は、一皮むけた自分になるために、このくらいハイレベルのものに飛び込んでみてもいいかもしれません。筆者の受けたクラスは60分のほうも90分のほうも「中級」とされているものです。この「上級」クラスたるや、どれだけハイレベルなのか想像もつきませんが、おそらく国連英検の取得を目指していたり、公的な国際会議などに向けて突き抜けた英語運用力を得たい人たちが受けているクラスなのではないでしょうか。

以上、主観も存分に入りましたが体験記としてお伝えいたしました。ご参考となれば幸いです。

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