励ます、褒める—やる気を引き出す英会話表現集

こんな時にこんなフレーズ
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昨年のオリンピックやパラリンピックの記事を英語で読んだ方なら、”Go for it!”という表現を一度は見たのではないかと思います。

これは「がんばれ!」という時にとてもよく使うフレーズですが、今回は、友達との会話や仕事の場面で、相手を励ましたりほめたりして、やる気を引き出すフレーズを集めてみました。

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励ます時の5つのフレーズ

1.Break a leg.
 がんばってね。

「(お前の)脚を折れ」というと何の意味かと思いますが、もともとは芝居の用語で、ステージに上がる直前の役者に向かってかけた言葉です。あえて縁起の悪いことを言う冗談、あるいは「おまじない」めいた表現です。

(会話例)

A: You're not eating so much. Are you all right?
B: I'm all right. I'm just nervous about my speech.
A: I see, but I believe you'll make it. Break a leg.

A: あまり食べていないけれど、どうかしたの?
B: 大丈夫。スピーチが気になっているだけだから。
A: そうなの。でもきっと上手くいくよ。がんばってね。

2.Get over it.
 それくらい乗り越えよう。

get over〜は「〜を乗り越える」という句動詞です。Get over it.という時のitはその時の状況を表すもので、特別の意味はありません。強く励ます時、苦労している人を慰める時など、広く使える表現です。

(注)一般に句動詞の目的語が代名詞の時は、その代名詞をはさむ(この場合ならget it overのように)と言われますが、Get over it.はふつうに使われます。

(会話例)

A: You look worn out. What's wrong?
B: I spent all day to prepare the essay, but I haven't finished it yet.
A: Oh, come on. Get over it.

A: ずいぶん疲れているようだけど、どうしたの?
B: 一日中論文を準備したけれど、まだ終らないんだ。
A: そういうことか。それくらいなら乗り越えられるよ。

3.I’m counting on you.
 期待してるよ。

“count on 人”は「(人)に期待する、(人)をあてにする」という意味です。
(注意)「期待する」といってもここでlook forward toは使えません。

(会話例)

A: How's it going?
B: Good. We're having a meeting about the project with our client today.
A: I’m counting on you.
B: All right.

A: 調子はどう?
B: 大丈夫です。今日はプロジェクトの件でお客様と打ち合わせです。
A: 期待してるよ。
B: はい。

4.You can make it.
 君ならできる。

make itはよく使いますね。「うまくやり遂げる」という意味ですが、他に「何とかする」「目的地に着く」「時間に間に合う」など使い道がとても広いフレーズです。You/We made it!なら「やった!」「着いた!」などになります。

(会話例)

A: I'm not sure if I deserve the name of manager.
B: Don't worry. You can make it.
A: Do you really think so?
B: Sure, trust me.

A: 自分がマネージャーという名に値するのでしょうか?
B: 心配ない。君ならできるから。
A: 本当にそう思いますか?
B: もちろん。僕を信じて。

5.You’ll never know until you try.
 やってみなければわからないよ。

「試してみるまでは決して(その結果は)わからない」という文です。何かする前に上手くいくか不安に思っている人を励ます時に使います。

(会話例)

A: I believe this is a big chance for you.
B: I know it, but...
A: You'll never know until you try. Go for it.
B: Will do.

A: 君にとって絶対にすごいチャンスだよ。
B: わかってるけど・・・。
A: やってみなければわからないよ。がんばれ。
B: やってみるよ。

ほめる時の5つのフレーズ

1.Good job!
 よくやった!

相手が成し遂げたことを褒める時のやさしい表現がGood job!です。You did a good job.の前半を略したものですが、もちろん完全な文で言ってもいいですよ。

(会話例)

A: How was the visit to A Company?
B: They finally agreed to make a contract with us!
A: Good job!

A: A社への訪問はどうだった?
B: やっと当社との契約に同意してもらえました。
A: よくやった!

2.I’m proud of you.
 あなたを誇りに思う。

日本語を見ると少し大げさに感じるかもしれませんが、I’m proud of you.は相手の行為や業績を褒める時、とても満足している時(「大満足」の感じ)に普通に使われます。

形容詞proudの関連語がprideで、これは「誇り、自慢」という名詞であると同時に「自慢する」という動詞でもあります。

名詞の場合にはtake pride in〜、動詞の場合にはpride oneself on〜が、「〜を誇る、自慢する」という意味になります。

(例)We should take pride in our culture.
  私たちは自国の文化に誇りを持つべきです。

(例)He always prides himself on his success.
  彼はいつも自分の成功を自慢する。

3.It couldn’t be better.
 最高だ。

仮定法過去で、そのまま訳せば「これ以上良くなることはあり得ないだろう」と意味ですが、つまり「最高だ」ということになります。

反対に「最悪だ」はcouldn’t be worseで、Things couldn’t be worse.(状況は最悪だ。)のように使います。

さらに、応用はいくらでも効きます。

 

I couldn't be happier.
  最高に幸せです。

 It couldn't be simpler.
  これ以上単純にしようがない。

4.I think you are on the right track.
 いい線行っていると思う。

このtrackは陸上競技の「トラック競技」のtrackで、「道」「軌道」のこと。そこでon the right trackは「正しい道を進んで」ということなので、You’re on the right track.は「いい線行っている」という意味になります。

これも、rightの反対語のwrongを使って、I think you’re on the wrong track.というと「ちょっと違うんじゃない?」という感じになります。

(会話例)

A: Here's a draft for the speech. What do you think?
B: Well, I think you're on the right track.

A: スピーチの原稿ですが、どう思いますか?
B: ああ、いい線行ってると思うよ。

5.Keep it up!
 その調子!

簡単なフレーズなのでぜひ覚えてください。it(それ=the workなど今していること)をそのまま続けなさい、つまり「その調子で頑張れ」という意味で、upは意味を強める働きをします。

(会話例)

A: Would you take a look at the tentative design?
B: Let me see... Good. Keep it up.

A: 仮のデザインですが、見ていただけますか?
B: 見せてみて。いいね。その調子で続けて。

「励ます、褒める」表現集はいかがでしたか?誰かのためだけでなく、自分が落ち込んだ時にも思い出すといいですよ。

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