オーストラリアの祝日とオーストラリアのホリデー観

オーストラリアに住んでいると、日本の祝日は多いな〜という印象があります。日本の祝日は、2017年は、振替休日も含め、17日です。
しかも、筆者が日本に住んでいる頃にはありませんでしたが、「ハッピーマンデー」なる、長い週末が楽しめる企画がありますでしょう?羨ましいです〜

それに対して、オーストラリアの祝日は、州によって異なるのですが、ケアンズのあるクイーンズランド州は、2017年、振替休日も含め、11日です。日本の皆様は、オーストラリアののんびりした雰囲気を思い浮かべるかもしれませんが、祝日自体は、決して多くはないんです。
それでも、オーストラリアの人の方が休んでいるように見えるのには、いくつか理由があります(笑)。
オーストラリアの祝日をご紹介しながら、オーストラリアの人のホリデー観についても考えてみたいと思います。

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1、オーストラリアの祝日

ここでは、クイーンズランド州にあるケアンズを例にみてみますね。

1月1日 元旦(2017年は、2日に振替)
1月26日 オーストラリアデー

州でなく、国民の祝日。1788年1月26日にイギリスの艦隊が、シドニーコーブに到着した日。いわゆる、「建国記念日」として、広く親しまれ、この日は、オーストラリア各地でイベントが開かれたり、様々な店でオーストラリアの国旗や国旗柄グッズが売られ、国全体がお祭りモードになります。
その一方で、原住民アボリジニーの間では、オーストラリアデーは、白人侵略の日である、という捉えられ方もあります。

4月14日 グッドフライデー
4月17日 イースターマンデー

グッドフライデーとイースターマンデーは、イースターのお休みです。金曜日に始まって、
月曜日もイースターマンデーでお休み、という週末を挟んだ連休なので、日本のゴールデンウィークのような雰囲気の漂う時期です。
そもそもイースターは、キリスト教のイエス・キリストが十字架に架けられて死んだ後、蘇ったことを記念する日です。
イースターの時期には、スーパーなどで、盛んに卵型のチョコレートが売られるようになります。これは、イースターエッグといって、元々は、イースターをお祝いするために飾られたゆで卵の装飾のことを呼びましたが、今では、イースターエッグ、というと卵型のチョコレートを想像する人が多いと思います。イースターバニーといううさぎがイースターエッグを隠す、と言われていて、子供達は、今でもイースター期間の日曜日の朝は、親が隠したイースターエッグを見つける遊びを楽しみにしています。

4月25日 アンザックデー

こちらも国民の祝日です。第一次世界大戦のガリポリの戦いで戦ったオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)の兵士達のための追悼記念日です。しかし、近年では、第1次世界大戦の生存者も少なくなり、第2次世界大戦も含めた、過去の戦争の記憶を振り返る「戦争記念日」となっています。
この日は、オーストラリア各地でパレードや式典が行われます。第2次世界大戦時、オーストラリアは、敵国日本の攻撃により大きな打撃を受けていますので、この日は、オーストラリア在住日本人は、静かに自宅で過ごしている人が多いのではないかと思います。スーパーでは、アンザックデー近くには、アンザックビスケットといって、元々は戦地に赴く兵士に女性が焼いて贈ったオーツ麦とココナッツが香ばしいビスケットが普段以上にたくさん売られるようになります。

5月1日 レイバーデー

日本の勤労感謝の日に相当する日と言えます。実は、オーストラリアでは、州によってレイバーデーの日にちが異なります。このレイバーデーは、労働者の権利として、労働時間8時間の公正な権利を得た日、という認識です。

7月21日 ケアンズショー

オーストラリア各地で開かれる短期遊園地、のようなイベントのためのお休みです。
大きな都市では、規模が大きいイベントとなります。ケアンズでも、2017年は7月19日、20日、21日に開催され、21日金曜日は、ケアンズの祝日となります。

10月2日 クイーンズバースデー

オーストラリアは、イギリスの植民地だった歴史を考えると、イギリスの女王のお誕生日をお祝いする気持ちはわかりますが、このクイーンズバースデーも、オーストラリアでは、州によって日にちが異なります。ケアンズのあるクイーンズランド州では、2012年より10月の第1月曜日となりました。なんでも、その理由は、10月に祝日が少ないから、なのだとか。素敵なアイデアです。

12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー

クリスマスの翌日は、オーストラリアに限らず様々な国にある祝日で、元々は、キリスト教に由来する祝日ですが、今では、クリスマスの翌日、大きなバーゲンが始まる日、という認識の人が多いと思います。

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2、オーストラリアの人の大型連休!

オーストラリアの祝日の数はさほど多くなくても、大型連休はあります!オーストラリア人のお休みどきは、イースターとクリスマスです。
イースターは、週末を含めた金曜日と月曜日の休みを合わせて、4連休を普通に楽しむ人が多いですが、クリスマスとなると話は違います!学校も2ヶ月近くお休みですし、大型ショッピングセンターは別として、個人商店であれば、クリスマスに1ヶ月ほどお休みのお店もあります。
日本では、公式な祝日でないと、長期休暇を申し出にくい雰囲気もあるかと思うのですが、オーストラリアの人は、何事においても「我が道を行く」ので、休みたければ休みます。気軽なことのようで、長期休暇は、休みが長いほど背負う負担も大きいはずですが、オーストラリアの人は、大きな負担を負ってでも、「今を楽しむ」ことを大切にしているのかもしれません。

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3、オーストラリアの人が祝日も働くということ

日本では、土曜日、日曜日になると、出かける人が増えて、街が賑わい、商店も、週末の方が繁盛するのではないでしょうか。でも、オーストラリアでは、ちょっと違うんです。土曜日は、まだカフェやお店も開いていますが、日曜日となると開いているお店やカフェを見つけるのが大変です。
筆者が住むケアンズは、観光業が盛んな街なので、週末でもお土産を扱う店や大きめのレストランであれば開いています。ですが、日曜日の街の閑散とした雰囲気は否めません。

そして、ケアンズは、観光の街ですから、祝日と言えども大きいレストランなら大抵開いていますが、そういった祝日の出勤は、普段と異なり、「ダブルペイ」つまり普段の2倍の賃金が従業員に支払われます。レストランによって待遇は異なるので、一概に全部のレストランがダブルペイを守っているとは言えませんが、実際、クリスマスなどの大型ホリデー時期には、レストランによっては、お客さんにホリデーチャージをかけるところもあります。
普段より賃金が高くなるほど、祝日に従業員に働いてもらうということは大変なことをお願いしているんですよね。

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4、オーストラリアの人の休み方

日曜日に街のお店も開いていないし、一体オーストラリアの人は、どうやってお休みを過ごすんだろう…と思いませんか(笑)。オーストラリアの人は、「何もしないことを楽しむ」ことがとても上手だと思います!

旅行に行ったら、なるべく名所が見たい!
なるべくおいしいものを食べたい!
あの土地で有名なあれが買いたい!

という感覚ではなく、

名所かどうかは知らないけれど、どこまでも続く何もない草原が美しかった。
街角で見つけたレストランに入ってみたら、とてもおいしかった。
なんだか素敵だから旅の思い出に買ってみた。

というペース。

何もしない、というより、特に何かする予定は立てず、「たまたまの出会いを楽しむ」といった感じでしょうか。街のお店が開いてなくても、ただただドライブを楽しむ、ただただビーチそのものを楽しむ。
そういうふうに私もなりたい…と言いつつ、なかなか難しく、きっちり公式な次の祝日を楽しみにしている筆者でした(笑)。

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