小学生の英語学習にまつわる「あるある」

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こんにちは。ころすけです。小学生の娘2人を持つ母親です。2人とも地元(東京都N区)の公立小学校に通っていますが、そこでは英語教育に対してさまざまな保護者の考えがあることがわかりました。こうして見聞きしたことをもとに、いくつか思うところを述べてみたいと思います。

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経済格差が生む、英語格差

ご存じのとおり、小学生の6人に1人が貧困層だと言われる日本です。かつての国民総中流社会とは異なり、少しずつ経済格差というのは拡大しています。公立小学校では給食費程度しか決まって教育費として収めるものがないとはいえ、子供を育てるには学校のほかにもいろいろと費用がかかるものです。実際に経済格差がどのようにしてあらわれてくるかと言えば、たとえば「習い事」の個数や質で家庭間に大きく差が出てくるということになります。
小学生のあいだでメジャーな習い事には、スイミングやピアノ、また学習系では公文式などの基礎学力養成系の塾、そして英会話教室があります。小学校4年生以上であれば中学受験専門塾という選択肢もあるでしょう。学年を問わず英会話教室はかつてないほど人気が高まっていますが、それでもサバイバルに必要なスイミングと比べたらまだまだオプションの域を脱していません。経済的に余裕があって習い事をいくつも掛け持ちさせてやることができる場合や、あるいは保護者の価値観として「英語を第一に」という場合であれば、1年生のうちから英会話教室に通っている子は確かに一定数います。1つ言えることは、カツカツの家計状態では英会話教室に通わせることは実際には厳しいということです。英会話教室に通うことができるかどうかは、少なからず家庭の経済状況が関係しているということです。

英検をさりげなく受け、受かっても自慢しないのが美徳

さて、英会話教室はあくまで会話に重きを置いているとはいえ、保護者は「効果測定」をしてしまう生き物なので、塾側も年3回の「英検」の受験を推奨していることがほとんどです。英検はリスニングテストを含むので、ふだん教室で鍛えているリスニング力をここでは遺憾なく発揮できるわけです。また英検4級・5級であれば、あいさつや日常会話でのちょっとした言い回しが筆記試験でも多く出題されます(選択回答式)。英検はまさに英会話教室での学習成果が発揮されるテストでしょう。

さあそんな英検ですが、小学生で受験申込をすることが人に知られると母親たちは「教育ママ」よばわりされがちなので、こうした話題には慎重になっています。もちろん子供の所属学年によりますが、学年を問わず少なくとも「意識が高い親だ」というふうには思われるでしょう。
それでも年々小学校低学年の受験者が増えているのは事実です。そして特記すべきこととして、3級までは町の英会話教室や通信教材でなんとか受かっていくものですが、準2級と3級の間には抗いようのない高い壁があり、長文読解を中心にきちん試験対策をしなくてはなりません。習い事の延長で英検もついでに受けてみる、といったニュアンスはゼロになります。いっぱしの「お勉強」になってくるわけですね。ゆえに準2級にチャレンジしている小学生というのはやはり特別視されるもので、保護者がずいぶんと前のめりな姿勢であることは間違いありません。準2級合格には、やはりある程度子供を追い込んで勉強させないといけませんから、当然まわりの批判の対象にもなりがちです。こうした批判は、なぜか英語教育については起こりがちなことです。

一方で、野球やスイミングの強化選手に選ばれた子供なら、かわいそうなぐらいの練習量をこなしたところで悲劇エピソードにはあまりなりません。むしろ美談にもなってしまいますよね。それなのに英検準2級に合格させようと躍起になる親子のストーリーは、どういうわけか白い眼で見られがちなのが悲しいところです。晴れて準2級に合格しても、堂々と人に言うことができないでいる子供たちも何人か知っています。子供たちのあいだに流れる空気としても、英語教育ネタは慎重な扱いをしないといけないのが暗黙の了解のようです。まして次は2級合格を狙っているなんて、言いにくいのでしょう。それでも私立小学校ならば、保護者も教育熱心なので、なんだかんだと英語への系統を理解してもらいやすい環境であると言えます。

斬新! 英語はやらなくてもいいという考え方も

筆者のあるママ友のご主人は、「英語はやらなくていい」という考えの持ち主です。世の中全体が英語教育をますます過熱化させているこのムードにおいて、なんと斬新な考え方だろうと思いました。そのうちAI翻訳機がきちんとした翻訳・通訳を提供してくれるので、早いうちから英語学習にかける時間とお金をすべて回収できないだろうと言うのです。理系の研究者であるそのご主人はふだんからユニークな視点でものを言うのですが、さすがにダイバーシティの公立小学校とはいえこの考え方に賛同する保護者はほとんどいませんでした。先進的過ぎます…!
近い将来にガンの特効薬ができる夢を抱くのと同じで、英語学習にそこまで傾倒しなくてもコミュニケーションに不便のない世の中が翻訳機で本当に実現するなんて「まゆつば」ものだと筆者も感じました。万が一そうならなかったとき、子供たちの英語教育をおざなりにした結果に責任をとれないと思うのです。
しかし、「一理あるな」と思うふしもあります。小学校には本気でプロのサッカー選手を目指している親子もいれば、こままわしの全国大会出場にチャレンジしている兄弟もいるわけですが、彼らは代わりのきかない”自分の体”を使ってできることに注力しています。自分の体を鍛えて、技術を習得すれば、それは絶対にAIに対しても自分の特異性と優位性を保っていられます。代わりのきかない自分自身でいるために、小学校の6年間はそういったことに対して可能性を広げてやるのも親の仕事なのかな、とぼんやり思いました。

あれ? ハーフでも英語が話せない

さてこちらは余談です。小学校という小さな社会にも、まれにハーフの子供というのは存在します。彼らに対して「英語ペラペラなんだろうな、かっこいいな」なんて憧れを抱くのは、大人も子供も変わらないようです。アジア人どうしのハーフで日本人とまったく同じに見える子もいれば、明らかに白人や黒人の血が入っている顔立ちの子もいます。
さあ、彼らのすべてがバイリンガルなのでしょうか…!? 答えはNOです。まず中国語なら中国語、韓国語なら韓国語、というように母国語はもちろんペラペラと話せるのですが、彼らは日本語の習得に精一杯で英語習得どころではありません。小学校入学の時点では、母国語しか話せない子も珍しくありません。その場合は市役所(区役所)などで土日に無料で開催される、外国人の子供たちのための日本語講座などに通って、少しずつ日本語を習得します。日本で生活を開始したタイミングによって、どの程度日本語ができるのかが異なります。
そしておもしろいことに、英米語圏の白人とのハーフであっても、彼らのバイリンガル率が100%ではないのです。両親のどちらかがアメリカ人やイギリス人だとしても、家庭内で話す言葉が日本語であれば、もちろん子供が自然に英語を身につけるなんてことは起こりません。親のうち片方がだれかと英語を話すのをどこかで聞いているうちに、なんとなく子供のリスニング力が上がるということはよくあるそうですが、話す力は全然育っていかないようです。
一方で私立の小学校であれば、一般論としてそこに通う子供たちは「教育熱心な親のもと育った子供たち」ということですから、ハーフであれば小さいころから英語を話せるようにしつけられているのがふつうだそうです。子供たちの出生の条件は同じだとしても、やはり小さいうちに親の意向を反映した環境こそがものを言います。英語が話せるハーフ/話せないハーフは、実際にどちらも一定数いるということです。

以上、個人の体験をふまえて、英語教育の温度差について記しました。ご興味を持って読んでいただけたなら幸いです。

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